2日目は、実際に塩尻耕人に掲載すべく取材を行いました!ライティング講座や1日目のカメラ講座で学んだことを活かしながら、参加者のみなさんが奮闘した様子をレポートします。それにしても、2日目もとっても盛り上がっていました!
取材①未空うるし工芸の岩原さん
朝いちばんに向かったのは、漆工町木曽平沢にある「未空うるし工芸」です。「Lexus New Takumi Project」の長野県代表にも選ばれた、岩原裕右さんにインタビューをしました。
まず私たちが感動してしまったのが、岩原さんの名刺。なんと、漆が塗られているのです。一枚2千円ということで、「ここぞ」という時に使っているのだそうです。
岩原さんはとても気さくな人柄で、今までに手がけた漆の作品を惜しみもなく披露してくれました。どの作品も思い入れが強く、丁寧に説明してくれたので、見せてもらうたびに取材している私たちは笑顔になっていきました。
また、職人として日々、漆の新しい形を追求していること、これからの平沢について力強いまなざしで熱く語る姿がとても男らしく、その熱い姿を見て私たちは岩原さんの大ファンになっていました。伝統工芸の漆を身近なものにするために日々新しいことに挑戦し続ける岩原さんの視線は平沢のまちから日本、世界を見ている。そんな風に感じました。
取材②伊藤寛司商店の伊藤さん
2つ目の取材は「伊藤寛司商店」の伊藤さんへ。お店のなかにたくさんの漆器の商品が並んだ姿はやはり圧巻。
伊藤さんは木曽漆器工業協同組合青年部の部長を務めながら、大学とのコラボレーションプロジェクトやアーティストインレジデンスの取り組みなど様々な挑戦をなさっています。
取材した私たちのために、お茶とお菓子をごちそうしてくださいました。とっても美味しかったです。そして、木のカップだからコーヒーの熱さを感じないとのこと。たしかに!!
そろそろ取材を終えようかな…というタイミングで面白いことが!オーストラリアからいらしたお客様がちょうどお店を訪ねてきたのです。
今回インタビューを担当したみどりさんが通訳となって、一緒に工房を案内していただきました。
漆の製品が出来るまでの様々な過程を丁寧に説明してくださる伊藤さん。本当に工房で漆や製品について語っておられる伊藤さんの笑顔が素敵でした!!
お昼ごはんは、とうじそば
「こころ音」さんにうつり、お昼ごはんです。東京チームの参加者は、信州名産のとうじそばに挑戦。このかごにお蕎麦を救って、しゃぶしゃぶして食べます。
おいしいごはんで午後の取材のための力を蓄えました。
取材③越後屋旅館の永井さん
最後に取材をさせていただいたのは、奈良井宿で220年の歴史ある「越後屋旅館」の永井裕さんです。
旅館に入った瞬間から、タイムスリップをしたかのような光景が広がっていました。
越後屋さんは奈良井宿で唯一、江戸時代から続いている宿。宿だけでなく、副業で薬の製造・販売をしていたので営業を続けられたとか。現在のご主人、永井裕さんは越後屋の9代目。人懐っこい、可愛らしい娘さん二人も私たちをおもてなししてくれました。将来、どちらかが10代目を継いでくれるかもしれませんね!
同時に、カメラマンチームは奈良井宿のまちなみも撮影に行きました!
影が多くて撮影がしにくい場所ではありますが、望月さんご指導のもと、奈良井の雰囲気が伝わる写真が撮れたのではないでしょうか?
旅の終わりは・・・
「旅するスクール」がはじまった、Nanodaに戻ってきました。コーヒーをいただきながら、ひとりひとり感想を言ってクロージングです。
参加者のみなさんからは、
「とても濃い2日間だった。疲れたけれど達成感があります」
「塩尻から一歩も出ていないのに非日常感があって刺激的だった」(塩尻からの参加者)
「こんなに楽しいと思っていなかった。きっと、また塩尻に旅しにくると思います」
そんな感想をきくことができました。
とっても密度の濃い「旅するスクール」は、程よい疲労感と充実感を与えてくれたようです。
旅するスクールの記事は「塩尻耕人」に掲載されています。
ぜひご覧くださいね!
文:大石真子、伊藤 実沙子
写真:大石真子、伊藤 実沙子
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