3月11・12日に塩尻市で「旅するスクール Bコース」が開催されました。

「旅するスクール」は、ライティングとカメラについて学んだ後に、塩尻で実際に取材をして発信しよう!というもの。長野県塩尻市と「ハナジョブ」を運営するNPO法人ハナラボによる、都市と地域をつなげる人材を育成するプログラムです。

とっても濃い2日間は、事前に塩尻と東京で開催された志牟田さんによるライティング講座を受講した参加者たちがnanodaに集まるところから、始まりました。

前編では、カメラ講座の行われた非常にアツい1日目をレポートします。

nanodaでランチミーティング

塩尻からの参加者4名と、東京からの参加者3名を出迎えてくださったのはnanodaで「しおじりふれあい食堂」を開いている、フレンチシェフの友森さん。こども食堂で提供しているカレーをいただきながら、このプログラムについて塩尻市役所の山田崇さんから説明をしていただきます。

その後はnanoda式チェックイン。体調、気分、今追われていることをひとりずつ話します。みなさん仕事に追われているけれども、この「旅するスクール」を楽しみにしてきた様子!

友森シェフの「東京のレストランに直接塩尻野菜を届けたい!」という思いに感動したり、途中から合流した「しおじりふれあい食堂」ボランティアの方との出会いなど、スタートから楽しい時間になりました。

カメラ講座でぐっと素敵な写真に

えんぱーくに移動して、いよいよ「旅するカメラスクール#基礎編」スタートです!

Bコースの講座を担当してくださるのは、望月葉子さん。ウエディングの写真を1000組以上撮影したのち、現在は「ハレノヒプロジェクト」に取り組むほか、塩尻耕人でカメラマンをなさっています。

まずは、撮影の基本について。一番大切なのは、「撮る人が笑顔であること!」となんだそうです!その上で撮影環境に合わせた露出・撮影モード、ISO感度の設定など様々な基本を学びました。

フレーミングはとっても重要。黄金比に近い構図がおすすめだそうです。望月さんは、「『伝えたいこと』をはっきりさせて、それが魅力的にうつるように考えることが重要です」と言います。

では、塩尻耕人のための写真を撮るためには、何が重要なのでしょうか??

塩尻耕人の記事では、インタビュー写真、イメージ写真、トップのカメラ目線の写真が使われています。

記事を読み進めてもらうために、写真はとっても大切です。取材を受ける方をよりよく伝えるには、笑顔だけでなく悩んでいる顔を撮ることも時には必要。

そのためにも、カメラマンはライターとの話をよく聞いて、どんな表情をする方なのか観察することが大切なのだそうです。

「”なんて素敵なひとなのだろう”という気持ちを持って撮影することが良い写真に繋がる」と望月さんは言います。

カメラマンはインタビューを聞きながら、その人の魅力的な部分を見つけるとっても面白い役割ですね。

たくさんインプットをしたので、習ったテクニックを使って写真を撮ってみたくてしょうがない様子のみなさん。休憩時間も写真を撮ってみたり、先生に質問をたくさんしたりしていたので休憩にならない、なんてことも。

ということで、最後は実際に人物を魅力的にとるために会議室を抜け出し、練習を行いました。

撮った写真の構図について、望月さんからその場で解説していただけるのは、とっても贅沢。ちょっとした違いが、写真の良しあしをこれほど左右するとは驚きです。

「なんで暗くなってしまうんでしたっけ?」「ピントを合わせるコツは?」など次々と望月さんに質問が飛んでいました。

最後にそれぞれが一番うまくとれた写真を見せあい、望月先生の講評をいただいてカメラスクールは終了しました。

夜も大盛り上がり!宿泊は奈良井にて

「旅するスクール」、宿泊地もとっても素敵です。今回お世話になったのは民宿津ち川さん。奈良井宿では唯一の3階建てのお宿だそうです。

美味しいお食事と塩尻ワインをいただきながら、参加者同士での話がとっても盛り上がりました。初めて知りあった者同士なのに、とっても仲良くなって深い話を語り合えることは、このスクールの醍醐味の1つなのではないでしょうか。

2日目は、塩尻耕人に掲載される取材に挑戦します!
レポート後編はこちらをご覧ください。

文:大石真子
写真:伊藤 実沙子、大石真子、角めぐみ

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